日本の防災と海外の防災との比較ブログ!防災士、消防設備士、消防団員、 そして社会人大学院履修科目生として 知見を活かしながら防災の知恵を配信します 今回のテーマ! 日本とフィリピンの防災の違い 提供 みのる防災 missionとvision 72時間を超える備え=SRT(Self-Reliance Time) このブログの価値とは? 「防災って大事だと分かってる。でも正直、めんどくさい…」 本日のテーマ! はじめに──自己紹介 みなさん、こんにちは。 私は 防災士・消防設備士・消防団員 として活動しながら、現在は大学院で 危機管理学 を学んでいる「みのる」と申します。 日々の活動を通じて、災害が発生したとき「人や社会がどのように行動するか」について、強い関心を持ち続けています。特に、同じ地震国である 日本とフィリピンの防災の違い には注目しています。 両国ともに地震大国でありながら、文化やインフラ、社会の仕組みの違いから「地震発生後の行動」に大きな差が見られるのです。 この記事では、もし 「地震が発生した」 という場面を想定して、日本とフィリピンの防災対応の違いを紹介したいと思います。 日本とフィリピンの防災対応の違い! 1.「揺れた瞬間」の行動の違い 日本 日本では学校や職場で 避難訓練 が日常的に行われています。 そのため地震が起きた瞬間、多くの人は 「まず身を守る」 という行動を取ります。 机の下に潜る、頭を守る、火を消す──こうした動作が身体に染みついているのです。 「机の下に潜る行動は万能ではない」ーーその背景と状況依存性 1. 日本における基本的な行動指針とその科学的根拠 日本でも米国でも、 「Drop, Cover, and Hold On(身を低くし、隠れ、保持せよ)」 は標準的な地震時の行動指針として広く推奨されています。これは、揺れにより家具や物が倒れてくることによる被害を防ぐためであり、米国の地震安全サイトでも「ほとんどの場面でこれがもっとも安全な行動」とされています。 しかし、 「机の下に潜るだけで安全」とは一律に言えない とする意見もあります。実際、「Triangle of Life(命の三角地帯)」という概念のように、 机の横に身を寄せるほうが被害を免れやすい 場合があると...
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